『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』の主人公マリーア・アンノヴァッツィは、武術の才能とまっすぐな優しさをあわせ持つ公爵令嬢です。
周囲からは「ミミ」と呼ばれ、明るく素直で少しおてんば。
一方で、武道の名家・アンノヴァッツィ公爵家で育った実力は、一般的な令嬢の枠に収まりません。
本記事では、マリーアの基本プロフィールや強さ、アンノヴァッツィ家に伝わる80の型、レナートや弟テオドリーコを笑顔にした変顔数え歌を紹介します。
さらに、帰省途中の騒動やナヴァーロ村での行動から、困っている人を放っておけないマリーアの魅力を掘り下げます。
※本記事には、TVアニメ全12話および続編WEB版の内容が含まれます。
- マリーア・アンノヴァッツィの人物像と強さ
- アンノヴァッツィ公爵家に伝わる80の型
- 変顔数え歌がレナートや弟テオに与えた影響
- 帰省途中の騒動やナヴァーロ村で見せた優しさ
- マリーアが多くの人に愛される理由
マリーア・アンノヴァッツィとは?武道の名家に育った規格外令嬢
幼いころから跡取り候補として育つ
マリーア・アンノヴァッツィは、ムーロ王国の公爵令嬢です。
親しい人からは「ミミ」と呼ばれています。
実家のアンノヴァッツィ公爵家は、代々続く武道の名家。
5人姉妹の末っ子でありながら、マリーアは幼いころから高い武術の才能を見出されていました。
弟が生まれるまでは、家を継ぐ跡取り候補として育てられています。
鍛え上げられた身体能力と、状況をすばやく見極める判断力の持ち主です。
周囲の想像を軽々と超えていく行動力も、規格外令嬢と呼びたくなるマリーアの魅力でしょう。
弟の誕生をきっかけに婚活が始まる
マリーアの立場が大きく変わったのは、15歳のときでした。
待望の弟テオドリーコが誕生し、マリーアは跡取り候補の役目を終えることになります。
そこで父から勧められたのが、結婚相手を探すための婚活です。
しかし、ムーロ王国内の有力な貴族子息たちは、すでに姉たちの婚約者になっていました。
そこでマリーアは、遠縁の親戚アイーダを頼り、隣国ルビーニ王国へ留学します。
ところが、王立学園の卒業パーティーで、初対面の第一王子レナートから身に覚えのない婚約破棄を言い渡されてしまいました。
婚約すらしていない二人の、波乱に満ちた出会いです。
裏表のない天真爛漫な性格
マリーアの魅力は、武術の強さだけではありません。
思ったことが素直に表情や言葉へ出る、裏表のない天真爛漫な性格も大きな特徴です。
令嬢らしい立ち居振る舞いは、少し苦手な様子。
それでも、困っている人を見つけると放っておけず、自分にできることがあれば迷わず動きます。
明るくて、強くて、少し不器用。
その飾らない人柄が、マリーアをただの武闘派令嬢ではなく、多くの人から愛される規格外令嬢にしています。
なぜマリーアは強い?アンノヴァッツィ家に伝わる80の型

朝稽古で武道の型を見せるマリーアのイメージ画像
奇数は防御、偶数は攻撃という独自ルール
マリーアの強さを語るうえで欠かせないのが、アンノヴァッツィ公爵家に伝わる独自の武道です。
全部で80種類ある型を相手に合わせて組み合わせ、必要に応じて合わせ技として使います。
奇数の型は防御、偶数の型は攻撃という、わかりやすくも奥深いルールが特徴です。
ただ力をぶつけるのではなく、相手の動きを見ながら瞬時に型を選ぶ判断力が求められます。
80の型を使い分ける判断力
マリーアは80種類の型をすべて覚え、とっさの状況に合わせて組み合わせることを得意としていました。
5人姉妹の中でもその能力が特に高く、弟が生まれるまではアンノヴァッツィ家の跡取り候補として育てられています。
作中では、相手の攻撃をかわしながら、頭突きや踵落としなどを次々と繰り出す場面も描かれました。
状況をすばやく見極め、迷わず体を動かせることが、マリーアの強さにつながっています。
華やかな令嬢姿と高い身体能力のギャップ
マリーアは華やかな公爵令嬢でありながら、鍛え上げられた身体能力の持ち主です。
公式ビジュアルでも、ドレス姿で力強く拳を突き出し、メリケンサックを身につけた武闘派令嬢らしい姿が描かれています。
危険を感じるとすぐに反応し、自分や周囲の人を守るために迷わず行動するマリーア。
強さを誇示するのではなく、必要なときに自然と体が動くところも、彼女らしい魅力です。
変顔数え歌はただの特技じゃない?レナートと弟テオを笑顔にした理由
レナートの心をほぐした変顔数え歌
マリーアの特技として印象に残るのが、「変顔数え歌」です。
一見するとコミカルな芸ですが、レナートとの関係を深めるきっかけにもなりました。
レナートは王太子としての重責に加え、アイーダとプラチドの関係にも心を痛め、よく眠れない日が続いていました。
そんなレナートにマリーアが披露したのが、アンノヴァッツィ家に伝わる数え歌です。
変顔をしながら全身を動かすマリーアの姿が、張りつめていたレナートの心をほぐします。
その夜、レナートはマリーアの変顔を思い出し、悩みを忘れてゆっくり眠ることができました。
変顔数え歌は、人を笑わせるだけの特技ではありません。
レナートの気持ちを前向きにした、マリーアらしい明るさが伝わる場面です。
弟テオも笑い疲れて朝までぐっすり
変顔数え歌は、レナートのためだけに披露されたものではありません。
続編WEB版では、弟テオドリーコもマリーアの変顔数え歌が大好きだと描かれています。
マリーアが数え歌を20まで披露すると、テオは何度も大笑い。
最後には笑い疲れ、そのまま朝までぐっすり眠りました。
弟を楽しませるため、恥ずかしがることなく全力で変顔をするマリーア。
武闘派令嬢の凛々しさとは違う、家族思いであたたかな一面が伝わります。
笑いの中に武道の型が隠れている
変顔数え歌は、アンノヴァッツィ家に伝わる武道の型ともつながっています。
マリーアの戦う姿を見たレナートは、以前見せてもらった10の数え歌が、優れた攻防の型だったと気づきました。
マリーアにとって数え歌は、遊びと日々の鍛錬が自然に重なった特技なのでしょう。
人を笑顔にする明るさと、実戦に生かせる武道の型。
その両方が表れているからこそ、変顔数え歌はマリーアの魅力を語るうえで外せない場面です。
賊も村の問題も放っておけない|マリーアの強さと優しさ
荷馬車を襲う賊を退けた帰省途中の一幕
レナートとの婚約が決まったマリーアは、故郷のムーロ王国へ帰ることになります。
その道中、国境近くで荷馬車が賊に襲われている場面に遭遇しました。
マッキオとゴッフレードが救出へ向かうなか、マリーアも思わぬ形で賊を退けます。
馬車の扉を蹴って開けると、外に隠れていた賊へ直撃。
さらに向かってきた相手も、素早い一撃で戦意を失わせました。
危険な場面でありながら、どこかコミカル。
とっさの行動で人を助けてしまうところも、規格外令嬢マリーアらしい見せ場です。
ナヴァーロ村では、まず事情を聞く
帰省途中には、鍬やスコップを持ったナヴァーロ村の人々に馬車を止められます。
しかし、村人たちの目的は略奪ではありませんでした。
村長の娘が連れ去られたにもかかわらず、領主が取り合ってくれなかったのです。
そこで村人たちは、貴族の馬車を襲った罪で捕まり、王城へ事情を訴えようとしていました。
事情を知ったマリーアは、力で押さえつけるのではなく、村人たちの話に耳を傾けます。
そして、先ほど助けた荷馬車の貴族とともに王城へ向かうよう提案しました。
王太子の側近ライモンドへ事情が伝わるよう、自分の名前が入ったハンカチも託しています。
相手の話を聞き、正しい方法で助けようとする姿勢に、マリーアのまっすぐな人柄が表れています。
強さの根にある、困っている人を放っておけない優しさ
マリーアは、高い武術の実力を持つ令嬢です。
けれど、本当の魅力は腕っぷしの強さだけではありません。
レナートの心をほぐし、弟テオドリーコを笑顔にし、道中で困っている人にも迷わず手を差し伸べます。
強さ・素直さ・人のために動ける行動力をあわせ持つマリーア。
そのすべてが重なっているからこそ、多くの人に愛される規格外令嬢なのでしょう。
- マリーアは、武道の名家アンノヴァッツィ公爵家に生まれた規格外令嬢
- 80種類の型を使い分ける判断力と、高い身体能力を持つ
- 変顔数え歌で、レナートや弟テオの心を明るくした
- 困っている人の話を聞き、迷わず行動できる強さと優しさが魅力
- 笑わせる力・守る力・人を思いやる心が、多くの人に愛される理由
初出日:2026年6月3日
最終更新日:2026年7月24日
参考・出典(2026年7月現在)

- 小説家になろう『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』短編WEB版
https://ncode.syosetu.com/n4309go/ - 小説家になろう『続・逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』WEB版
※「ムーロ王国へ」「ナヴァーロ村へ」各話を参照
https://ncode.syosetu.com/n3394gq/



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